ソルフェージュ

【悲報】新曲視唱、闇雲にやっても上達しない!初見のコツは2つだけ!対策を伝授します。

こんにちは、牛武です。
僕は普段、音楽教室で音大受験に向けたソルフェージュも教えています。
そんな中、先日このようなツイートをしました。

https://twitter.com/on_pfakat/status/1246914919770939392?s=12

初見視唱の話です。
ぶっちゃけ、かなり重要です

しかしこのツイートだけでは分かりにくいという人もいるかもしれません。

今日は視唱課題が苦手な方に向けた対策をご紹介します。
苦手な方は必読です!是非参考にしてみてくださいね!

それでは早速解説していきましょう!

新曲視唱、闇雲にやっても上達しない

悲しいかな、新曲視唱はたくさんやってみても、なかなか上達しません。

もちろん何事にも”慣れ”というものがあるので、何年もかけてコツコツ取り組めば上達するかもしません。

しかし、それだと上達までに時間がかかり、受験生の場合、大切な受験戦争を勝ち抜くことはとても厳しいです。

合唱団の練習では、限られた時間に練習する為、譜読みに時間を割くことが難しいこともあるでしょう。

あるいは受験や合唱でなくても、音楽をやる上で効率の悪い譜読みをしていれば、音楽が完成する日はどんどん遠のいていきます。


つまり、視唱能力を鍛えることで、より有意義な練習時間を増やすことができるのです。


限られた時間でも有意義な練習する為の具体的な対策をいくつかご紹介していきます。

「初めて見るメロディをすぐ歌いなさい」という無茶振りにどのような対策をするか?

具体的には重要なポイントはこの2つです!

その① 【隣り合う音程を正確に歌える】
その② 【楽譜情報をすばやく処理できる

順番に解説していきましょう。

その① 【隣り合う音程を正確に歌える

何度も言いますが、闇雲にやるととてつもなく時間かかります。
難しいところに注目して、例えば、3度音程、増度音程、転調、複雑なリズムなど注意していくことも多いでしょう。しかし、まずは隣り合う音程(2度音程)に的をしぼってみるのはどうでしょうか。

なぜ2度音程に絞るかと言いますと、多くのメロディというのは順次進行で出来ているからです。

順次進行とは隣り合った音の進行です。
つまり、ドレミは順次進行、ドミソは跳躍進行ということです。

割合で説明するととても分かりやすいのですが、

メロディは、
順次進行→8割 跳躍進行→2割
でできていると言っても過言ではありません。

どちらを優先して練習するべきなのかはすぐ分かりますね!

2度音程を練習するということはわかりました。
では、具体的に克服すべきことは何なのか。

それは、「短、長2度の音程の違いを明確に歌い分けられること」です。

実際の課題を見てみましょう。

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まずはこのメロディの中から順次進行を見極めます。

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隣り合っている音同士は、この赤枠で囲った部分が順次進行になります。先ほど言った通り、ほぼ順次進行であることがわかりますね。

次は、さらにその中で半音、全音などの区別をつけていきます。

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このようになります。
□が全音(長2度)、△が半音(短2度)になります。
この全音と半音が歌い分けられれば、ほとんどの部分の音程が解決できます。

この楽譜には出てきませんが、さらに音程差の広い”増2度”が出てくることもありますが、全音・半音よりも頻度は少ないでしょう。

この□の全音と△の半音は、同じ2度でも実際に歌ってみると全く感覚が違うことが分かるでしょう。
つまり、見た目には同じ2度音程なのに、音程差が違うので惑わされやすいという事です。

こうして楽譜に印をつけた後実際に声に出していき、
全音と半音の音程の幅を感覚的に何度も捉えていくこと
が非常に重要なのです。


この作業を全曲にわたってしていきます。大変な作業に思えるかもしれませんが、身についてしまえば楽譜はスラスラと歌えるようになり、譜読みストレスからも解放されます。少しの間頑張ってみるだけであなたの未来は変わるのです。

何度もトライしているうちに、楽譜の見え方が変わってきますので、是非諦めずに頑張ってみてくださいね!

その② 【楽譜情報をすばやく処理できる

初見視唱という行為は、

  楽譜を読み
   ↓
  音高を判断し
   ↓
  リズムを計算し
   ↓
  アーティキュレーションを読み取り
   ↓
  歌う強弱を決めます。

   ↓

  以上が頭の中で行われた後、計画した音楽を実際に行うために、
  声帯や息の量などを調節し、実際に発声をします。


これらを一度にやるのですから、慣れていなければ混乱して当然です。

一度にやってもできないことは、分解して練習するのが上達への近道です。
すべての作業を同時並行でやろうとしていた時よりもきっとスムーズに考えられますよ。

例えば、リズムが苦手なら、リズムのみの練習してみます。
リズム通り音名を読み上げるのでもいいし、手で叩くのでもいい。
リズムだけに集中した練習をするのです。

また、実際の楽譜通り音程をつけて歌ってみるとしても、正しい音程や正しい強弱などを全て後回しにして、リズムだけは「完璧に歌うぞ!」という目標で止まらずに通してみるのもいいかもしれませんね。


例えば、音名を音読するだけの練習というのも良いでしょう。
音符を見た瞬間にその音符をドレミファソラシで読んでみます。
テンポやリズムは関係なく、できるだけ速くガーっと読み上げます。
ただただ「見た瞬間に音名を言う」ということだけに集中するのです。

慣れてきたら、見ている視野を広げて、一つの音を追うのではなく、全体の音の流れを把握してから声に出してみてください。

そうして少〜しずつ少〜しずつ、一度にできることの量を増やしていくのです。

「分解したら簡単だよ!すぐできる!」という人は、要素を一つずつ足していけばいいです。
リズムを手で叩きながら音程を歌う、や、強弱をつけたリズム読みをしてみてください。しばらくやっていくとソルフェージュ全体の能力が底上げされてきますよ!

おすすめ問題集:楽譜 高校・大学受験のための 視唱課題集 / 音楽之友社

本日のポイントまとめ

まず、隣り合う音にしぼって、集中的に練習をして、音程の差をしっかりと認識することが大切です。
そして、リズムや音名、強弱などを、なるべく別々に切り離して、それぞれをしっかりと理解して歌う訓練を出来るだけたくさんしてみてください。

これを繰り返し繰り返し行うと、ある日ふと気づくのです。

楽譜を読むのが苦じゃない、ということに。

僕の生徒さんも少しずつ努力を重ねて、最初は出来なかったことも仕組みを理解すればメキメキと上達をしていきました。
ソルフェージュ力は、諦めなければ必ず向上します!

是非実践してみてくださいね!

牛武奏人

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