【練習番号B(E)編】2020年Nコン中学生の部課題曲「足跡」ピアノ伴奏完全解説

2020年4月8日 投稿者: usitakekanato 0

こんにちは、牛武です。

2020年のNHKコンクールの課題曲「足跡」のピアノ伴奏、練習番号B(E)を解説していきます。(混声3部合唱編曲を使用して解説しています)
このブログでは、25年近くピアノや室内楽、伴奏を学んできた僕のピアノ演奏のノウハウをお伝えします。

「どのように譜読みしたらいいかわからない・・・。」「多少弾けるようになったけど、もっとよくするにはどうすればいいんだろう・・・」

という方は参考にしてください!

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それでは早速解説していきます!

ポイントはこれだけ!

①右手はノンレガート
②テンポキープ
③サビにむかう16分音符
④BとEでの強弱の違い
⑤ペダルについて

①右手の和音の連打をノンレガートにする

前回の記事で練習番号Aの右手はレガートであることを確認しました。


練習番号Bでは右手の和音の連打にスラーが指示されていないので、「ノンレガート」で弾きましょう。

ここで大切なのは、短く切らなきゃ!と考えなくてもよいということです。

スタッカート・・・音を短く「切る」
ノンレガート・・・音同士が「つながってはいない」

このような理解が良いと思います。
ニュアンスの違いをわかっていただけたでしょうか。

スタッカートのように短くきらなきゃと思うと、おそらくピアノ伴奏が悪目立ちするので、注意が必要です。
肘から先の規則的な上下の動きで、均質な和音の連打にしましょう。

発音をまろやかにしたい場合は肘の動きを主体に、鍵盤に指を置くように打鍵します。
キレのある音にしたい場合は、指で鍵盤を瞬間的につまむようにすると良いです。

②テンポキープ

練習番号Bでは油断するとテンポが速くなります。速くなるきっかけはいくつかあります。

・左手の8分休符をはっきりと感じておかないとテンポが前のめりになっていきます。
→4拍目裏の音を「左右でそろえる」という意識をもつとテンポをキープしやすくなります。


・4拍目裏の音が短くなりやすく、その分テンポが前のめりになっていきます
→4拍目裏から1拍目までの、手の滞空時間をよく体に染み込ませておくといいです。

・サビにむかってクレシェンドと共にテンションが上がるとテンポが前のめりになっていきます。
→テンポキープをしっかりした方が緊張感が高められます!我慢!

歌詞や指揮に合わせることも、もちろん効果的です。

アンテナをはっていれば、その瞬間に適したテンポを感じ取れると思います。

③サビにむかう16分音符


僕は5212(左)1235(右)で弾いています。
これらの音は黒鍵だけを弾くことになるため、綱渡りのようです!

指と鍵盤の接地面をできるだけ広くして、生存確率を高めたいです。
左手には練習番号Aにもあったような、手首の回転運動があります。
親指が支えになるように、しっかり鍵盤を捉えて弾いてください。

④BとEでの強弱の違い

練習番号Bではメゾピアノから始まってそのままクレシェンドしますが、
練習番号Eでは38小節でピアノに落とすように指示があります。

サビの盛り上がりをより明確にするためです。

38小節目に入った瞬間に打鍵のスピードを変化させて音量をコントロールしましょう。

⑤ペダルについて

基本的に左右ともにノンレガートで弾くので、ペダルは踏まないか和音が変わるタイミングでワンポイント程度で大丈夫です。
 

サビに向かうクレシェンドとともにすこしずつペダルを開放し、響きを増やしていくのは効果的だと思います。

19小節目、41小節目は初めの2拍(16分音符の部分)だけペダルを踏み、盛り上げておいて、合唱が入ったら響きを消してあげると言葉がはっきり聞こえるはずです。


いかがでしたでしょうか?
以上、2020年のNHKコンクールの課題曲「足跡」のピアノ伴奏、練習番号Aの解説でした。

少し高度な要求もあったかもしれません。

また、文章では伝わり辛いところもあると思います。

動画での解説も併せて参考にしてみてくださいね。

それでは、また次の記事でお会いしましょう。


牛武奏人